次世代の若手実力派ミュージシャンとのセッションが生み出す一夜限りの特別なライブ企画『JAZZ NOT ONLY JAZZ』が6月21日(金)NHKホールにて開催されることが決定。
音楽業界の各方面から大注目されているジャズ・ドラマー石若駿率いるThe Shun Ishiwaka Septetがこの夜のために結成。特別なバンドメンバーと共にパフォーマンスするのはアイナ・ジ・エンド、上原ひろみ、大橋トリオ、田島貴男(Original Love)、PUNPEE、堀込泰行と、世代、ジャンルを超えた実力派アーティスト達。
「JAZZ NOT ONLY JAZZ」では、The Shun Ishiwaka Septetとゲストアーティストによるセッションを中心とし、JAZZ、SOUL、HIP HOP、POPS等、様々なジャンルの音楽を楽しんでいただけるよう企画された。更にバンドメンバーによるJAZZスタンダードナンバーも披露される。
常にチャレンジを続ける世代を超えたミュージシャン・アーティスト達が、それぞれのスタイルで新しい「音楽」を奏でるイベントを、格式あるNHKホールにて行う。他では味わうことのできない、たった一夜限りの豪華な音楽への没入体験を目撃してほしい。
Movie
Naima (John Coltrane) by The Shun Ishiwaka Septet
ステレオ版
ヘッドフォン・イマーシブ版
A Love Supreme (John Coltrane) by The Shun Ishiwaka Septet
天性のハスキーボイスと独自の表現力を持ち、2021年に全曲作詞作曲の1stアルバム『THE END』をリリースし、ソロ活動を本格始動。23年6月に惜しまれながらもBiSHを解散し、現在はソロとして活動中。24年1月にはTBS系日曜劇場『さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~』主題歌「宝者」を書き下ろし、新曲「Frail」は3月公開映画『変な家』の主題歌となっている。アーティスト活動と並行して22年、日本初上演となるブロードウェイミュージカル「ジャニス」では主演のジャニス・ジョプリン役を演じ、23年10月には岩井俊二監督映画『キリエのうた』で映画初主演を務め、第47回日本アカデミー賞新人俳優賞・第48回報知映画賞新人賞など数々の名誉ある賞を受賞。3月に行われたワンマンツアー“Grow The Sunset”のチケットは即日SOLD OUTとなり、9月には自身初の武道館公演“ENDROLL”の開催が決定している。
上原ひろみ
1979年静岡県浜松市生まれ。17歳の時にチック・コリアと共演。1999年バークリー音楽院に入学。在学中にジャズの名門テラークと契約し、2003年にアルバム『Another Mind』で世界デビュー。2008年にはチック・コリアとのアルバム『Duet』を発表。2011年にはスタンリー・クラークとのプロジェクト作『スタンリー・クラーク・バンドフィーチャリング上原ひろみ』で第53回グラミー賞「ベスト・コンテンポラリー・ジャズ・アルバム」を受賞。2016年には上原ひろみザ・トリオ・プロジェクトfeat. アンソニー・ジャクソン&サイモン・フィリップスとしてのアルバム『SPARK』がアメリカのビルボード・ジャズ総合チャートで1位を記録。2017年には日本人アーティストでは唯一となるニューヨーク・ブルーノートでの13年連続公演も成功させた。2020年からは、コロナ渦で苦境にあるライブ業界の救済を目的にブルーノート東京にてシリーズ企画「SAVE LIVE MUSIC」を展開し、その公演回数は100公演を超えた。2021年には「東京2020オリンピック開会式」に出演。2022年よりワールドツアーも本格的に再開。2023年公開された映画『BLUE GIANT』では音楽監督を務め、第47回日本アカデミー賞において「最優秀音楽賞」を受賞。9月にはHiromi's Sonicwonderとしてのアルバム『Sonicwonderland』をリリース。アメリカの放送局NPRが企画する人気プログラム「Tiny Desk Concerts」にも出演し話題となった。
大橋トリオ
大橋トリオとして2007年にデビュー。日本のテレビドラマやCM・映画音楽の作家としても活動。代表作として映画『余命1ヶ月の花嫁』(09)、『雷桜』(10)、『PとJK』(17)など。また、NHK 土曜ドラマ『探偵ロマンス』の音楽や、TBS番組『世界遺産』のテーマ曲などがある。最近では上白石萌音やlily(石田ゆり子)などの楽曲を音楽プロデュース。2023年11月にNew EP「カラタチの夢」をリリース。2024年2月に大橋トリオ & THE CHARM PARK名義で1st Album「Trio & Charm」をリリース。
ラッパー/プロデューサーとして活動中。アルバム『MODERN TIMES』や『The Sofakingdom』などを発表。Red BullのTVCM、TBS系水曜日のダウンタウンのオープニング、宇多田ヒカル「光 -Ray of Hope MIX-」のRemix、相鉄東急直通記念ムービーの楽曲「タイムマシーンにのって/家族の風景」など多くの作品を残している。しかしまぁ、大事なのは今後である。P
堀込泰行
97年兄弟バンド「キリンジ」のVo/Gtとしてデビュー。2013年4月12日同バンドを脱退し、以後ソロアーティストとして活動を開始。2014年11月19日シングル「ブランニュー・ソング」でソロデビュー。現在までに、コラボレーションEP『GOOD VIBRATIONS』を2作、フルアルバムを3作リリース。最新作は、2023年8月
にリリースしたEP『星屑たち』。代表曲はソロ作「Sunday in the park+STUTS」「WHAT A BEAUTIFUL NIGHT」やキリンジ時代の「エイリアンズ」「スウィートソウル」、馬の骨の「燃え殻」など。希代のメロディメーカーとして業界内外からの信頼も厚くポップなロックンロールから深みのあるバラードまで、その甘い歌声は聴くものを魅了し続けている。
石若駿 [Dr.]
打楽器奏者。1992年北海道生まれ。東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校打楽器専攻を経て、同大学を卒業。卒業時にアカンサス音楽賞、同声会賞を受賞。リーダープロジェクトとして、Answer to Remember, CLNUP4,SMTK, Songbook Trioを率いる傍ら、くるり、CRCK/LCKS、Kid Fresino、君島大空、Millennium Paradeなど数多くのライブ、作品に参加。近年の活動として、山口情報芸術センター[YCAM]にて、音と響きによって記憶を喚起させることをテーマに、細井美裕+石若駿+YCAM新作コンサートピース「Sound Mine」を発表。アッセンブリッジ・ナゴヤにて、旧・名古屋税関港寮全体をステージとした回遊型パフォーマンス「石若駿×浅井信好ライブセッション」を行う。自身のソロパフォーマンスが、山本製作所100周年記念モデル「OU-オウ」のPV、フィガロジャポン新連載山田智和監督「虹の刻第15章」のオンラインスペシャルムービー、世界的建築家妹島和世氏設計による大阪芸術大学アートサイエンス科新校舎のドキュメンタリー映画『建築と時間と妹島和世(監督・撮影ホンマタカシ)』の音楽に抜擢されるなど活動は多岐に渡る。海外アーティストとの共演も多く、これまでに、Kurt Rosenwinkel, Jason Moran, Federico Casagrande, Tony Allen, James Francies, John Scofeild, Taylor McFerrin, Peter Evans, Fabian Almazan, Linda Oh, Richard Spaven, Corey King, の来日公演に参加。
北海道札幌市出身。
9歳でトランペットを始め札幌ジュニアジャズオーケストラに参加。シドニーのオペラハウスに出演する。誰にも師事することなく、ジャズ喫茶やライブハウスに足を運び、ライブハウスを拠点に活動を開始する。札幌初のプロビッグバンドSapporo Jazz Ambitiousに参加。2014年、札幌シティジャズパークジャズコンテストにて、350組以上の中から優勝する。1st album ”North Pandemic Groove” ,2nd album "BUNKA"をリリース。カナダのプロデューサー、ジョン・クリプトンに見出され、Toronto Jazz Festivalメインステージに2年連続出演。カナダツアーを成功させる。2020年、”TAKEZO YAMADA SPECIAL”をリリース。自身のバンドの他、林栄一、板橋文夫、秋山一将らのグループへの参加、Fuji Rock Festival等のロックフェス出演、ソウルバンドShunské G & The Peas、シンガーソングライター小野雄大のアレンジ兼プロデュース、同世代北海道出身者で集まったMAZIWARISなどで活動している。また玉置浩二、あいみょん、SIRUP、showmore、ZIN、go!go!vanillasのライブサポートやレコーディングも行っている。
渡辺翔太 [P.]
1988年2月29日名古屋出身。4歳からピアノを始める。父でありギタリストの渡辺のりおの影響で音楽に興味を持つ。14歳の頃に作曲を始め、即興演奏に興味をもつ。2003年Donny Schwekendiek氏に師事。2004年から演奏活動を始め、2016年からStereo Champに在籍し、3枚のアルバムをリリース。ものんくる「世界はここにしかないって上手に言って」に参加。2018年、自身初のリーダーアルバム「Awareness」を発表。続いて2019年2nd Album「Folky Talkie」をリリースし、柳樂光隆氏のJapanese Jazz in 2010sに選ばれる。2021年コロナ禍でのCOTTON CLUB公演をLive Recしたアルバム「Just a Tiny Music Sauce」を配信リリース。2022年、ベーシストMarty Holoubekとのデュオ作品「Song For The Sun」をリリース。そして2023年8月に4th Album「Landed on the Moon」を発表し、日本のみならず世界のメディアで好評を得る。また近年は、小柳ゆき、藤原さくら、Charaなどのサポートも務める。現在、自身のtrioやShota Watanabe&Marty Holoubek Duo、Stereo Champ、Sup、4Acesをはじめ、多方面からのアーティストのサポートや楽曲制作、アレンジ等、精力的に活動中。
柳樂光隆(Jazz The New Chapter)
1979年、島根県・出雲生まれ。音楽評論家、DJ、ラジオパーソナリティ。21世紀以降のジャズをまとめた世界初のジャズ本「Jazz The New Chapter」シリーズ監修者。
共著に鼎談集『100年のジャズを聴く』など。上原ひろみ、石若駿、ノラ・ジョーンズ、サンダーキャット、ロバート・グラスパー等数多くの国内外JAZZプレーヤーたちへのインタビューを行う。