次世代を担う若手実力派ミュージシャンと豪華ゲスト陣が織りなす、一夜限りの特別なライブ企画『JAZZ NOT ONLY JAZZ』。昨年6月の初開催では、「音楽史に名を刻む伝説の一夜」と絶賛され、鮮烈な印象を残して幕を閉じた。その待望の第2弾、『JAZZ NOT ONLY JAZZ II』が、さらにスケールアップして、9月18日(木)に東京国際フォーラム ホールAにて開催される。
「日本で最も多忙なドラマー」と称される若き天才、石若駿が率いるThe Shun Ishiwaka Septet(Dr. 石若駿、Gt. 西田修大、Gt. 細井徳太郎、Ba. マーティ・ホロベック、Sax. 松丸契、Tp.山田丈造、P. 渡辺翔太) が再び集結。第1弾出演アーティストが発表となり、グラミー賞を5度受賞した世界的ジャズピアニスト、ロバート・グラスパーの来日が決定。さらにアイナ・ジ・エンド、岡村靖幸、日野皓正といった、世代・ジャンルを超えた錚々たるアーティストが集い、奇跡のステージが実現する。第2弾の出演アーティストも後日発表予定。
前回はチケットが即完売となったため、今回はより多くの方に伝説の一夜をお届けすべく、会場を東京国際フォーラム ホールAへとスケールアップ。国内外の多彩なアーティストたちが、ジャズを軸にそれぞれのスタイルを縦横無尽に交差させ、予測不能な「生の音楽」を紡ぐ。今回もチケットは即完売必至。再び音楽史に刻まれるであろう、この一夜限りの壮麗な音楽体験。その歴史的瞬間にぜひ立ち会ってほしい。
ロバート・グラスパーは、ジャズ、ヒップホップ、ソウルの枠を超え、新たな音楽を切り拓く存在である。彼はグラミー賞を5回、エミー賞、そしてピーボディ賞を受賞しており、単なる音楽家の域を超え、一つの時代を象徴するムーブメントそのものと言える。彼の画期的な「Black Radio」シリーズは、現代音楽の形を一新した。2024年にはApple独占配信作品として「Let Go」、「Code Derivation」(この作品でグラミー賞の最優秀オルタナティブ・ジャズ・アルバムにノミネート)、そして「Keys to the City: Volume One」をリリースした。映画音楽のスコア制作、ジャンルを超えたスーパーグループのリーダーとしての活動、そして豪華なメンバーを集めたレジデンシー公演の企画・演出においても、グラスパーの活動は絶えず進化を続けている。彼は音楽を高めながら、サウンド、文化、そしてコミュニティにも新たな道を切り拓いている。
1965年、兵庫県神戸市生まれ。音楽家。19歳で作曲家としてキャリアをスタートし、渡辺美里、吉川晃司、鈴木雅之らに楽曲を提供。1986年、シングル「Out of Blue」でアーティスト・デビューを飾る。ブラックミュージック、ロック、ポップス、歌謡曲を自在に融合したサウンドと、唯一無二のステージパフォーマンスで熱狂的な支持を集める。プロデュース/ソングライティング面でも評価が高く、1996年には川本真琴のデビュー曲「愛の才能」をトータルプロデュース。その後もCHARA、SOPHIAなど多彩なアーティストの作品に携わり、近年ではDAOKO×岡村靖幸「ステップアップLOVE」(2017年)、SUPER EIGHT「ハリケーンベイベ」(2024年)など、世代やジャンルを越えたコラボレーションを続けている。さらに、坂本龍一、小出祐介(Base Ball Bear)、KICK THE CAN CREW、RHYMESTER、椎名林檎、松任谷由実らともリミックスやフィーチャリングなどで共演し、音楽的交差点を広げ続けている。2025年現在は、斉藤和義とのユニット「岡村和義」としても精力的に活動中
打楽器奏者。1992年北海道生まれ。東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校打楽器専攻を経て、同大学を卒業。卒業時にアカンサス音楽賞、同声会賞を受賞。リーダープロジェクトとして、Answer to Remember, CLNUP4,SMTK, Songbook Trioを率いる傍ら、くるり、CRCK/LCKS、Kid Fresino、君島大空、Millennium Paradeなど数多くのライブ、作品に参加。近年の活動として、山口情報芸術センター[YCAM]にて、音と響きによって記憶を喚起させることをテーマに、細井美裕+石若駿+YCAM新作コンサートピース「Sound Mine」を発表。アッセンブリッジ・ナゴヤにて、旧・名古屋税関港寮全体をステージとした回遊型パフォーマンス「石若駿×浅井信好ライブセッション」を行う。自身のソロパフォーマンスが、山本製作所100周年記念モデル「OU-オウ」のPV、フィガロジャポン新連載山田智和監督「虹の刻第15章」のオンラインスペシャルムービー、世界的建築家妹島和世氏設計による大阪芸術大学アートサイエンス科新校舎のドキュメンタリー映画『建築と時間と妹島和世(監督・撮影ホンマタカシ)』の音楽に抜擢されるなど活動は多岐に渡る。海外アーティストとの共演も多く、これまでに、Kurt Rosenwinkel, Jason Moran, Federico Casagrande, Tony Allen, James Francies, John Scofeild, Taylor McFerrin, Peter Evans, Fabian Almazan, Linda Oh, Richard Spaven, Corey King, の来日公演に参加。
北海道札幌市出身。
9歳でトランペットを始め札幌ジュニアジャズオーケストラに参加。シドニーのオペラハウスに出演する。誰にも師事することなく、ジャズ喫茶やライブハウスに足を運び、ライブハウスを拠点に活動を開始する。札幌初のプロビッグバンドSapporo Jazz Ambitiousに参加。2014年、札幌シティジャズパークジャズコンテストにて、350組以上の中から優勝する。1st album ”North Pandemic Groove” ,2nd album "BUNKA"をリリース。カナダのプロデューサー、ジョン・クリプトンに見出され、Toronto Jazz Festivalメインステージに2年連続出演。カナダツアーを成功させる。2020年、”TAKEZO YAMADA SPECIAL”をリリース。自身のバンドの他、林栄一、板橋文夫、秋山一将らのグループへの参加、Fuji Rock Festival等のロックフェス出演、ソウルバンドShunské G & The Peas、シンガーソングライター小野雄大のアレンジ兼プロデュース、同世代北海道出身者で集まったMAZIWARISなどで活動している。また玉置浩二、あいみょん、SIRUP、showmore、ZIN、go!go!vanillasのライブサポートやレコーディングも行っている。
渡辺翔太 [P.]
1988年2月29日名古屋出身。4歳からピアノを始める。父でありギタリストの渡辺のりおの影響で音楽に興味を持つ。14歳の頃に作曲を始め、即興演奏に興味をもつ。2003年Donny Schwekendiek氏に師事。2004年から演奏活動を始め、2016年からStereo Champに在籍し、3枚のアルバムをリリース。ものんくる「世界はここにしかないって上手に言って」に参加。2018年、自身初のリーダーアルバム「Awareness」を発表。続いて2019年2nd Album「Folky Talkie」をリリースし、柳樂光隆氏のJapanese Jazz in 2010sに選ばれる。2021年コロナ禍でのCOTTON CLUB公演をLive Recしたアルバム「Just a Tiny Music Sauce」を配信リリース。2022年、ベーシストMarty Holoubekとのデュオ作品「Song For The Sun」をリリース。そして2023年8月に4th Album「Landed on the Moon」を発表し、日本のみならず世界のメディアで好評を得る。また近年は、小柳ゆき、藤原さくら、Charaなどのサポートも務める。現在、自身のtrioやShota Watanabe&Marty Holoubek Duo、Stereo Champ、Sup、4Acesをはじめ、多方面からのアーティストのサポートや楽曲制作、アレンジ等、精力的に活動中。